第0章 山に人を送り出す人へ

0-1. 主催者のための遭難ゼロ設計|「自己責任」の前に果たすべき“責任”

MA-SAN こんにちは、MA-SANです! ガイドツアーやトレランの練習会、仲間内のハイキング…あなたが誰かを山へ案内...

0-2. コース設定の落とし穴 ー 走力、構造、配慮不足が招く危機

MA-SAN こんにちは、MA-SANです! イベントのルートを引く時、あなたは何を基準にしていますか? 多くの主催者が...

0-3. 引率者が想定すべきトラブルと現場判断

MA-SAN 登山やトレイルランイベントにおいて、ただ先頭を走るだけでは「引率者」とは言えません。 重要なのは、参加者全...

0-4.主催者の最初の仕事は「安全設計」から始まる。

MA-SAN 山のイベントは、非日常の楽しさに満ちています。 しかしその裏側で、主催者は「日常に帰らせる責任」を負ってい...

0-5. 緊急時の避難ポイントと連絡体制の作り方

MA-SAN 「とりあえずみんな一緒に出発すれば大丈夫」 そう思っていた登山で、はぐれた人が出た――そんな話は珍しくあり...

0-6. チームで山に入るときの危機管理

MA-SAN トレイルランや登山を仲間と楽しむことは、孤独な山行にはない安心感と楽しさがあります。 しかし、チームで山に...

0-7. 主催者の安全対策は“表に出ない工夫”が9割

MA-SAN 山で行われるトレイルランニングレースの安全対策というと、どうしても「派手な装備」や「万が一の救護体制」ばか...

0-8. 参加者に伝えるべき装備と行動ルール

MA-SAN イベントや練習会を主催するリーダーの最大の責任は、何だと思いますか?それは「参加者全員を、無事に家に帰すこ...

0-9. 気象判断と中止基準 ー勇気ある撤退が命を守る

「リーダーが下す最も難しい決断は、山頂を目前にした撤退の判断ではありません。それは、まだ家を出る前、あるいは登山口に立つ...
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第1章 装備の基本と選び方

1-1. 雨具は保険、ではなく命を守る「盾」

MA-SAN みなさん「ドラクエ」って知ってますか?主人公が冒険に出て悪者倒してゲームをクリアするってやつなんですけど、...

1-2. 軽量レインウェアの危険性

MA-SAN 登山装備の中でも、「軽さ」で選ばれがちなレインウェア。 SNSやショップでは「プロが使ってる!」「レース対...

1-3. シューズ(登山靴?トレランシューズ?)の選び方とメンテナンス

MA-SAN 今回はシューズの話になります!登山で一番大切な装備は何か?それを問われたら、私は迷わず「靴」と答えます。 ...

1-4. 何が大切?ザックとフィッティング

MA-SAN 登山の相談を受ける中で、意外と多いのが「肩が痛い」「下山中に転倒した」「疲れやすい」という悩みです。 これ...

1-5. ヘッドライトと予備バッテリー

MA-SAN ヘッドライトを持っていたのに、使えなかった── これは他人の話ではなく、私自身の体験です。 高性能なライト...

1-6. 手袋は“防寒”だけではなく“命を守る装備”

MA-SAN 登山装備の中でも「手袋」は、つい後回しにされがちな存在かもしれません。 「寒くなければいらない」「夏山だし...

1-7. 防寒着は“もしも”ではなく“絶対に持つべき装備”

MA-SAN 「今日は暑いから大丈夫だろう」――そう思って出かけた登山で、寒さに震え、行動不能になる人が毎年後を絶ちませ...

1-8. スマホは命綱、電源の切れ目は命の切れ目〜モバイルバッテリー、もってますか?

MA-SAN スマートフォンがあれば、山でも安心! そう思っていませんか? 地図、ライト、天気、通報…登山中に欠かせない...

1-9. 使い捨てカイロの落とし穴

MA-SAN 登山の寒さ対策といえば、まず思いつくのが「使い捨てカイロ」。 軽くて安くて、ポケットに入れておけば安心——...

1-10. “たった370g”が命を救う──ザックの底に入れておきたいセルフレスキュー装備

MA-SAN 「初心者だから、そんな本格的な装備はいらないでしょ?」 そう思っていませんか? でも、山でのトラブルは“経...

第2章 天候とリスク管理

2-1. 雨の山で命を落とすパターン

MA-SAN 「雨だからやめた方がいいですよ」 そう言っても登ってしまう人は後を絶ちません。 私が実際に対応してきた遭難...

2-2. 風の強さを見誤るとどうなるか〜風は見えないからこそリスクになる

MA-SAN 風のリスクは“見えない”からこそ、過小評価されがちです。 「晴れてるから大丈夫」「雨が降っていないから行け...

2-3. 雷の危険と行動判断

MA-SAN 「稲光が見えてから対処」では遅すぎる。 登山中の雷は、その破壊力と突発性から最も命に直結する自然現象の一つ...

2-4. 標高と天気の変化の関係

MA-SAN 「下界は晴れてるし、問題ないだろう」 そう思って登り始めた南アルプスの山で、私は山頂直下で吹雪に遭いました...
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2-5. 標高と天気の変化の関係

2-6. 「なんとなく行けそう」が事故のもと

MA-SAN こんにちは、MA-SANです! 「このくらいなら行けるだろう」 「すぐに戻れるから、ちょっと様子を見てみよ...
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2-7. 天気予報アプリの賢い使い方

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2-8. ガス(霧)の視界喪失リスク

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2-9. 天候急変時の対応

2-10. 風速10mをなめるな

MA-SAN こんにちは、MA-SANです! 今日は登山の「風」についての話をしたいと思います。 皆さんも、天気予報の風...

第3章 トレイルランナーへの提言

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3-1. 軽装ランナーが遭難する理由

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3-2. 水分補給と脱水症のリスク

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3-3. トレラン用レインウェアの盲点

3-4. トレイルランナーと熊|「スピード」が“遭遇”を“事故”に変える

  MA-SAN こんにちは、MA-SANです! トレイルランニングは、自然と一体になる素晴らしいアクティビテ...

3-5. 「山を速く動く力は、“余裕”という武器になる」

実例:スピードが足りず、日没前に下山できなかった話 中高年の登山者グループが、 それほど標高差の少ないコースの 計画をし...
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3-6. 夜間走行の危険性

3-7. 『自信』が連れてくる事故──マラソンランナーがトレイルに転向したあと

MA-SAN 今回ご紹介するのは、「マラソン歴10年超」の男性が、初めて参加したトレイルランの大会で自信をつけ、そのまま...
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3-8. 一人での行動とリスク

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3-9. レース装備≠一般登山の装備

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3-10. 道迷いからの転倒/遭難事故

第4章 年齢を重ねると変わること

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4-1. 年齢による体力の誤認識

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4-2. 心疾患リスクと兆候

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4-3. 下山時の転倒リスク

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4-4. バランス能力の低下と対策

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4-5. 仲間とのペースのずれと注意

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4-6. 「若い頃は登れた」は通用しない

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4-7. 脱水と熱中症の重症化リスク

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4-8. 身体の冷えと低体温症への注意

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4-9. 「念のための装備」の重要性

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4-10. 回復力の遅れと無理をしない判断

第5章:生還する為の計画とリスクマネジメント

5-1. 正常性バイアスとサミットフィーバー |「あと少し」が命取り

「山で最も危険な瞬間は、険しい岩場や吹雪の稜線だとは限らない。むしろ、ゴールまであと少し、という気の緩みが生まれる瞬間に...

5-2. 疲労が判断力を奪うメカニズム | 思考停止に陥る前に

「山での遭難原因で、最も多いものは何だと思いますか?滑落や道迷い、天候の急変…確かにそれらは直接の引き金です。しかし、そ...

5-3. 行動食の軽視と低血糖リスク

「山小屋での楽しいひととき…冷えたビールや仲間との会話は、登山の大きな魅力の一つです。しかし、その後の行動次第では、楽し...

5-4. エスケープルートの設定:”もしも”の道筋を計画に織り込む

MA-SAN こんにちは、MA-SANです! あなたの登山計画、スタートからゴールまで一本の線で引かれていませんか? も...

5-5.敗退の技術:「引き返す」を身につけるための思考法

MA-SAN こんにちは、MA-SANです! 「山は、そこにあるから」 ジョージ・マロリーが残したこの言葉は、私たちを山...

5-6. ソロ登山とグループ登山:異なるリスク、異なるマネジメント

  MA-SAN こんにちは、MA-SANです! 「一人で登るのは危ない」「みんなで登れば安心」 本当にそうで...
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5-8.MEROSで伝えたいこと

MA-SAN こんにちは、MA-SANです! これは、私が主宰するMEROS(Medical + Rescue Outd...
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5-9. 地元とのトラブル事例

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5-10. 帰宅後の「振り返り(KPT法)」があなたを成長させる

MA-SAN こんにちは、MA-SANです! 登山は、家に帰って、ザックを下ろしたら終わり…ではありません。実は、そこか...
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6-1. 熱中症の初期対応

第6章 応急処置と命を守る知識

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6-2. 低体温症の予防と対応

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6-3. 捻挫・骨折の固定法

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6-4. 出血時の止血方法

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6-5. 意識がない時の対応

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6-6. 心肺停止時のCPR

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6-7. 応急手当用具の賢い使い方

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6-8. 救助要請の具体的手順

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6-9. 遭難時の行動ルール

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6-10. 「動かさない」判断基準

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7-1. 実際の救助事例と教訓

第7章 救助現場からの声

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7-2. 救助が間に合わなかった理由

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7-3. ヘリの出動条件と限界

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7-4. 救助される人の共通点

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7-5. 山での「助けを呼ぶ声」

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7-6. GPS位置情報が命を救う

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7-7. 連絡が取れない恐怖

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7-8. 救助者側のリスク

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7-9. 救助費用の現実

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7-10. 「無事でよかった」の裏側

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8-1. 子どもと登山、準備の違い

第8章 子ども・初心者向け登山の注意点

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8-2. ファミリー登山の落とし穴

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8-3. 初心者が選ぶべきルート

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8-4. 無理なスケジュールの危険性

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8-5. 体調不良の早期発見

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8-6. 子どもの脱水に注意

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8-7. 楽しい登山に必要な余裕

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8-8. 親の「見栄」が事故を呼ぶ

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8-9. 保護者の装備チェック

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8-10. はじめての山で起きやすいミス

9-1. 登山届(山行計画書)は未来の“困った自分”への贈り物

MA-SAN 「登山届、ちゃんと出していますか?」 これは、ただのマナーだよー、とかの話ではないです。 山で本当に怖いの...

第9章 登山前後の安全意識

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9-2. 登山届を出さない人たち

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9-3. GPSログをとる意味

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9-4. 行動予定の家族共有

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9-5. 下山時の事故

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9-6. 帰宅までが登山

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9-7. 山行後のケア(筋肉痛・栄養補給)

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9-8. 翌日の体調と再発防止

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9-9. 登山経験を記録に残すメリット

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9-10. 登山中に見落とされたSOS

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10-1. 「大丈夫」は根拠がない

第10章 救助の現場から

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10-2. 経験者ほど陥る油断

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10-3. 危機感をもつためのシミュレーション

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10-4. 仲間の命を預かる重さ

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10-5. SNS映えより命

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10-6. 自分はどのリスクに弱い?

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10-7. 命を預けられる装備とは?

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10-8. 登山とは「生きて帰る」行為

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10-9. 過去の事故から何を学ぶか

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10-10. 救助の現場から